第7回日本医療教授システム学会総会

テーマ:「できる医療者に育つ / 育てるしくみ」

日程:2015年3月5日(木)〜2015年3月6日(金)

できる医療者に育つ / 育てるしくみ
〜 実践成果の見える化と共有 〜
会長:鈴木克明(熊本大学大学院 社会文化科学研究科 教授システム学専攻 教授)
会長 ごあいさつはこちらから
プログラム委員長:紙谷あゆ美(済生会横浜市東部病院)
開催場所:東京大学 本郷キャンパス 医学部総合中央館

プログラム日程表(PDF)

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併設コース

看護実践能力学習システムのマクロデザイン卒前教育と卒後研修・生涯発達を統合する原理と方法 – わが国における Cheif Learning Officer の必要性

日時:2015 年 3 月 7 日(土曜日)9:00~16:00 (受付開始 8:30)

会場:東京大学本郷キャンパス 医学部総合中央館

受講料:JSISH 会員 4 万円、非会員 6 万円

受講者定員:32 名(1 グループ 4 名、8 グループ)

受講条件:組織内で指導的な看護教員(教育機関)と看護職員(医療機関)

セミナーの背景わが国の医療を支える看護職員の能力開発は、患者のアウトカムに直接影響を与える大きな課題といえます。
2025 年の超高齢社会問題に対応するためにも、従来より格段に効果的・効率的・魅力的な看護職員の育成システムの構築が求められています。 従来の縦割りで行なう卒前教育と卒後研修のあり方を改善し、教員・指導者・学習者、そしてなにより患者・家族がハッピーになることを担保する新しい学習システムの開発が急務となっています。
このセミナーは、革新的でハッピーな看護実践能力の学習システムをマクロデザインできる人材(米国のChief Learning Officer:CLO)の育成を目的に企画いたしました。わが国の CLO(仮称)に期待される役割
・教育機関、医療機関の新しい役職(機能)
・教育機関、医療機関のミッション達成に必要な人材育成・パフォーマンス向上をマクロデザインする
・組織横断的に学習システムをデザインし、システムを組織に最適化できる。
・学習システムを現場にインプリメントできる(インストラクターチームと共同する)。
・学習システムのアウトカム評価とシステム改善ができる。セミナーの学習目標

  1. 卒前教育・卒後研修・生涯発達を統合する学習システムの設計原理を理解する。
  2. 学習者中心主義の教育・研修の考え方にマインドチェンジする。
  3. 組織(教育機関、医療機関)のミッションを遂行するためのテクノロジーとその応用(インストラクショナル・デザイン・テクノロジー)の原理を理解する。
  4. 組織にインパクトを与えるグランドデザインを考えることができる。

事前学習資料受講料振込後 PDF で配信医療教授システム基本用語集(オリジナル)
・医療教授システム実践モデル(オリジナル)
・セミナー・ワークブック
・河野龍太郎:医療システムの問題点と医療者のパフォーマンス向上による患者安全、医療職の能力開発 vol.3/No.1, 2014
・鹿野尚登:人材開発の基本としてのパフォーマンス・コンサルティング、医療職の能力開発 vol.3/No.1,2014

講師

  • 鹿野尚登 (株)ヒューマンパフォーマンス
  • 鈴木克明 熊本大学大学院教授システム学専攻
  • 根本淳子 愛媛大学大学連携 e-Learning 教育支援センターファシリテーター・アドバイザー
  • 浅香えみ子 獨協医科大学越谷病院看護部
  • 津嘉山みどり おもと会教育研修センター
  • 阿部幸恵 東京医科大学病院シミュレーションセンター
  • 石井恵利佳 獨協医科大学越谷病院看護部
  • 小澤知子 東京医療保健大学医療保健学部看護学科
  • 杉木大輔 獨協医大越谷病院救急医療科
  • 池上敬一 獨協医科大学越谷病院救急医療科

 

JSISH 病院トレーニングサイトを設置しよう

日時:2015 年 3 月 7 日(土曜日)午前 10:00~12:00 受付開始午 9:30)
会場:東京大学本郷キャンパス 医学部総合中央館
受講料:無料

このセミナーでは、JSISH が推奨する病院トレーニングサイトの立ち上げと運営に関するストーリーを共有し、病院のミッション遂行、地域医療へ貢献と職員のキャリアアップを win-win-win の関係で達成するプランについて考えたいと思います。

紹介するストーリー

  • 東京大学医学部附属病院(東京大学 AMLS プロジェクト)
  • 東海大学医学部附属病院(東海大学医学部スキルクリニック)
  • 松戸市立病院(ECC 松戸トレーニングセンター)

JSISH 病院トレーニングサイトの目的・病院のミッション遂行を支援する

  • 病院職員の職能開発を支援する
  • 地域医療に貢献する(医療者、救急隊員、市民、患者・家族の学習支援) SISH が提供する学習プログラム
  • 北米救命士協会 AMLS(内科救急コース)、PHTLS(外傷コース)
  • アメリカ心臓協会・ECC プログラムの全て BLS/ACLS/ACLS-EP、PEARS/PALS、Heartsaver CPR/FA
  • JSISH 関連  患者急変対応コース for Nurses、救急活動とプロトコール(救急隊員対象)、ER 救急患者初期対応(ER 看護師、医療チーム対象)、市民対象・ファーストエイド、市民対象・患者急変対応コース
    脳卒中、アナフィラキシーショック、熱中症、心筋梗塞、痙攣

病院トレーニングサイトとは?
・病院管理者の承認のもと、病院トレーニングサイトの目的を達成するために、院内インストラクターが院内スタッフ及び地域医療に関わる医療者・市民に継続的に学習の機会を提供するラーニング・システム
・JSISH が提供するプログラムを実施する
・学習スペース、資機材は病院が準備する コースの運営は受講料の設定・徴収・領収証の発行を含め病院トレーニングサイトが担当する(カード発行を伴うコースについては手数料のみ事務局へ送金)

ファシリテーターと担当

・松木薗和也 社会医療法人緑泉会米盛病院 総合内科部長,ラーニングセンター長 AMLS/PHTLS、救急活動とプロトコール、ER 救急患者初期対応

参加費

会員:事前登録 ¥10,000、 当日登録 ¥12,000
非会員:事前登録 ¥13,000、 当日登録 ¥15,000
救命士:当日登録のみ ¥3,000
学生:当日登録のみ ¥1,000

会員懇親会 BON-ART 会費 ¥3,000

第7回日本医療教授システム学会総会 プログラム委員リスト

委員長 紙谷 あゆ美(済生会横浜市東部病院)

副委員長

  • 淺田 義和(自治医科大学)
  • 奥 典宏(神奈川県立足柄上病院)
  • 松本 尚浩(笑顔のおうちクリニック松戸)

委員

  • 石井 恵利佳(獨協医科大学越谷病院)
  • 大石 奨(豊田市消防本部)
  • 岡崎 大輔(東京逓信病院)
  • 佐伯 街子(北里大学)
  • 佐久間 あゆみ(杏嶺会一宮西病院)
  • 清水 將統(北里大学病院)
  • 山田 紀昭(済生会横浜市東部病院)
  • 須藤 健太郎(株式会社ハレ)

アドバイザー

  • 大会長 鈴木 克明(熊本大学)
  • 学会代表理事 池上 敬一(獨協医科大学病院)