第12回日本医療教授システム学会総会 併設セミナー

こちらは、第12回日本医療教授システム学会総会 併設セミナーお申込み等のご案内になります。
こちらのセミナーは学術集会総会(3月26日-27日)に参加していない方でもご参加が可能です。

会場:学術総合センター(東京)(東京都千代田区一ツ橋2-1-2)

2020年3月27日(金)学会総会終了後
「Learn  To から Learn From」へ 18:00-19:00

2020年3月28日(土)
患者安全TeamSim基礎セミナー 9:15-16:15
救急活動と臨床推論(CREMT)9:15-12:45
救急活動シミュレーション学習コース(SEMT) 13:15-17:15
臨床判断カードを使ったフィジカルアセスメントの教え方 10:00-12:00 
ゴールドメソッドを使った授業改善セミナー 13:15-16:15
患者安全TeamSim Step1&2 9:15-16:15

チラシフライヤーに掲載がございます「できる看護師に育つ/育てる医療ID教材、「看護学生になったら学ぶ「できる」看護師の看護実践能力」、「病院実習前の看護学生のための看護実践能力の学び方」は、開催中止とさせていただきます。


医療者育成のイノベーション:Learn To型学習からLearn From型学習へ (27日18:00-19:00)

ファシリテーター:池上敬一(日本医療教授システム学会 代表)

参加会費:会員3,000円 非会員7,000円(別の併設セミナーを一緒に受講される場合には、1,000円でご参加が可能です。)

学校での授業では「将来社会に出たとき・仕事をするとき役に立つ(かもしれない)知識」を学びます。このタイプの学習をLearn To型学習と呼びます(Shepherd, 2011)。Learn To型学習の特徴はカリキュラムが設定されている、指導指針がある、合格テストがありその結果により合否や選別が行われることにあります。レッスンプランが決められている、インストラクターマニュアルがある、コースの最後にテストがありその結果によりコース修了が決まるタイプのシミュレーション・コースもLearn To型学習に分類されます。Learn To型学習はフォーマルな学習(Formal learning)とも呼ばれます。

Learn To型学習は必要ですがLearn To型学習だけでは「できる」医療者の育つことは不可能です。「できる」医療者に育つ、あるいは「できる」医療者に育てるにはLearn From型学習(Shepherd, 2011)が必要になります。医師や看護師の学びの80%はLearn From型学習で占められており、Learn To型学習は20%以下に過ぎません。Learn From型学習は経験学習あるいはノンフォーマルな学習(Non-formal learnig)とも呼ばれます。

JSISHはLearn From型学習を設計する医療IDモデルとしてゴールド・メソッド(JJHPD 5:9, 2017)を開発しました。またゴールド・メソッドによりLearn From型学習とLearn To型学習を学習者の発達レベル(学生、新人から熟練レベルまで)に応じてブレンドする患者安全TeamSimセミナー、救急活動と臨床推論セミナーをリリースしました。

このセミナーではLearn From型学習をフォーマルな学習(卒前教育など)やノンフォーマルな学習(臨床での学び、経験からの学び)に取り入れるための考え方と教材設計(ジョブエイド設計)について具体的な教材(ハンドアウト資料)を示しながら解説します。以下、セミナーの達成目標を記します。

  • 「できる」医療者の能力を教材(形式知)化する方法を理解する
  • 看護実践スクリプト(教材)と知識カード(教材)の構造を理解する
  • 疾患カード(教材)の構造を理解する
  • 経験を教材化(教材)する方法を理解する
  • Learn From型学習を経験しLearn To型学習とLearn From型学習のブレンド学習の方法を理解する

患者安全TeamSim基礎セミナー (28日 9:15-16:15)

ファシリテーター:三辻智美(東京西徳洲会病院救急医療センター)、山岸智子(防衛医科大学校)、久宗真理

学習形式:ビデオ教材を使ったメンタル・シミュレーション
受講対象者:医師、看護師、薬剤師、放射線技師など病院やクリニックなどに勤務する医療者。消防組織の救急隊員(救急救命士を含む)等の病院前救急医療従事者。
医療機関や医療者を養成する教育機関に常勤する教員、臨床指導者、研修指導者。

セミナーのゴール

    1. 患者情報からトレンド(病状変化の方向・傾向)を評価し急変予測ができる、
    2. 呼吸の観察と評価を言語化できる、
    3. ショックの診断と報告ができる、
    4. パッと見判断と迅速対応ができる、
    5. 全体観察で変化を感じとることができる、
    6. 初期評価で「変化がない」「変化の懸念がある」「変化がある」を判断できる、
    7. 判断に応じた対応をとることができる、
    8. 判断をI-SBAR-Cで報告できる・対応を提案できる、
    9. 自分を褒める・心が折れない振り返りができる。

■グループワークはインストラクターが効果的に楽しく学ぶためにサポートします。

コースの詳細は、こちらをご覧ください。

参加会費:会員10,000円 非会員15,000円(同施設2名以上の申込で14,000円/人)

救急活動と臨床推論セミナー(CREMT)(28日 9:15-12:45)

ファシリテーター:河村宜克(山口大学医学部附属病院 先進救急医療センター)、野田英一郎(福岡市民病院 救急科)、羽井佐実(川崎医科大学総合医療センター外科)
学習デザイナー:池上敬一 (日本医療教授システム学会)、岡本華枝(横浜創英大学)

このセミナーでは事前学習資料(救急活動スクリプト、疾患カード、臨床推論カード、I-SBAR-Cカード、振り返りカード)を用いた救急活動のメンタル・シミュレーションを行います。

メンタル・シミュレーションで以下の能力を獲得します。1)傷病者の情報からとりあえずの診断を一つ上げる、2)疾患カードを用いて救急活動と診療推論のリハーサル(問診、全体観察・初期評価と傷病者アセスメントの仕方と現場診断を生成する臨床推論)を行う、3)鑑別すべき疾患の疾患カードを用いて鑑別ができる、4)診療推論のプロセスをI-SBAR-Cでまとめる、5)救急活動を振り返りできたことを味わい教訓を引き出す。

セミナーはグループで進行します。グループで傷病者情報を解釈・吟味する、事前学習資料を活用する、参加者の知識や経験を共有するなど会話ベースで、1)から5)の順に救急活動を頭の中で実行します。

コースの詳細は、こちらをご覧ください。

対象者:救急救命士、救急隊員、消防職員、医師、看護師
参加費:JSISH会員9,000円、非会員 9,500円(CREMTテキスト代1500円を含みます。)
    修了証・ピンバッチ付き

教材:以下各自でご準備下さい。

※ 救急活動と臨床推論セミナー(CREMT)と 救急活動シミュレーション学習(SEMT)を一緒に受講される場合
JSISH会員16,000円、非会員 17,000円 (1000円お得です。)

救急活動シミュレーション学習(SEMT)(28日 13:15-17:15)

ファシリテーター:前田淳一、土屋健一(印西地区消防組合消防本部)

救急活動と臨床推論セミナー(CREMT)ではメンタル・シミュレーションにより、とりあえずの診断から現場診断に至る臨床推論のプロセスを学びます。救急活動シミュレーション学習では参加者の救急活動能力、診療推論能力を使いながらフィジカル・シミュレーションの中での会話による学びにより、フィジカルな救急活動とメンタルな臨床推論を同時進行する能力を学びます。

対象:病院前救護に従事する消防職員
参加費:
JSISH会員 8,000円、非会員 8,500円
修了証・ピンバッチ付き
教材:以下各自でご準備下さい。

コースの詳細は、こちらをご覧ください。

※ 救急活動と臨床推論セミナー(CREMT)と 救急活動シミュレーション学習(SEMT)を一緒に受講される場合
JSISH会員16,000円、非会員 17,000円 (1000円お得です。)

臨床判断カードを使ったフィジカルアセスメントの教え方 (28日 10:00-12:00)

ファシリテーター:池上敬一(日本医療教授システム学会 代表)、岡本華枝(横浜創英大学)、瀬川久江

対象者:医師、看護師、薬剤師、放射線技師など病院やクリニックなどに勤務する医療者
参加会費
:会員5,000円 非会員8,000円
(午後の「ゴールド・メソッドを使った授業改善セミナー」と一緒に参加されると割引になります。会員:8,000円 非会員12,000円)
このセミナーの学習目標

  • 看護実践の中で臨床推論とフィジカルアセスメントの仕方を学ぶ学習設計モデル(ゴールド・メソッド)を理解する。
  • 臨床判断カードの構造を理解し教科書的な知識、臨床推論技能、フィジカルアセスメント技能をクイズ形式(ID式・クイズ)で学ぶ方法を理解する。
  • メンタル・シミュレーションに必要な状況設定、ミッション設定および患者情報の提示の仕方を理解する。
  • メンタル・シミュレーションにより臨床判断カードを使ったフィジカルアセスメントの学び方を経験する。
  • メンタル・シミュレーションにより臨床判断カードを使ったフィジカルアセスメントの教え方を経験する。

セミナーで使用する教材(ハンドアウト資料)

  • 看護実践スクリプト
  • 臨床判断カード
  • 臨床判断カードの理解に使用するID式・クイズ
  • 患者情報カード
  • 観察・評価・判断・選択カード
  • 振り返りカード

セミナーの学び方

  1. ID式・知識カード(看護実践スクリプト、臨床判断、患者情報、観察・評価・判断・選択、と振り返り)とID式・クイズの例示と解説
  2. メンタル・シミュレーション
  3. 振り返り
  4. 2と3のサイクルを回す
  5. 全体振り返り

ゴールドメソッドを使った授業改善セミナー (28日 13:15-16:15)

ファシリテーター:池上敬一(日本医療教授システム学会 代表)、岡本華枝(横浜創英大学)

このセミナーでは、インストラクショナル・デザイン(Instructional Design:ID)を基盤に開発されたゴールド・メソッド(Goal-Oriented Learning Design:GOLD method)を用いて授業をしてみたいという方に、具体的にゴールド・メソッドを活用できる方略を提供します。
「できる」医療者に育つためには、ガニェの学習成果の5分類に加えて、概念化・分析的な認知能力の獲得が必要です。知的能力に含まれる能力動詞とは何かについて解説し、認知能力を獲得することが可能な、ID式・クイズを用いて授業に応用する方略を学びます。次の授業で活用できるように、個人ワーク・グループワークを行いながら、授業前後や授業中の理解度を確認できるID式・クイズの作り方を、ファシリテーターがサポートします。

参加会費:会員5,000円 非会員8,000円
(午前の「臨床判断カードを使ったフィジカルアセスメントの教え方~」と一緒に参加されると割引になります。
会員:8,000円 非会員12,000円)

対象:医療.看護系の学校で授業を担当する教員、医師、看護師等

フライヤーはこちらからダウンロードできます

患者安全TeamSim Step1&2 (28日 9:15-16:15)

4人1組のグループ間で、言語化・可視化できるアウトプットの場をインストラクターがサポートしながら提供します。
急変させない患者観察テクニックの第一段階では、複数の事例を活用し、患者の元へ行く前段階として、患者情報から症状を正しく認識し変化を予測し、プラン(プランA・プランB)を頭で整えリハーサルする方法を学びます。
【プランBの解説】
急変に先行する最初の変化に気づくにはプランBを想定する必要があります。患者の病状が安定していることを直接証明することは不可能なので、プランBを想定し患者の病状は変化するという仮説を立てて患者を観察します。観察の結果変化はないと判断できれば、その時点ではプランBを棄却し患者の病状は安定していると考えることができます。次に患者のところに行くときは改めてプランBで頭を整えます。この繰り返しが患者安全な医療実践になります。

対象者:医療者(医師、看護師など)、医療機関の臨床指導者・研修指導者医学・看護系(大学・専門学校)の教員
(※患者安全TeamSim基礎セミナー受講後が望ましい)

ファシリテーター
多賀美和(水島協同病院) 、喜井なおみ(三豊総合病院) 、川渕洋志(医療法人須崎会高陵病院) 、平田早苗(川崎医科大学附属病院)河邉紅美(小牧市民病院)

【事前学習資料】コースガイドブック(事前に購入して、お読みください。)
看護学生・若手看護師のための 急変させない患者観察テクニック: 小さな変化を見逃さない!できる看護師のみかた・考え方

コースの詳細は、こちらをご覧ください。

参加会費:会員13,000円 非会員18,000円

患者安全Teamsim Step1&2 フライヤー(PDF)はこちらからダウンロードできます。