第7回学会総会併設セミナー
看護実践能力学習システムのマクロデザイン
卒前教育と卒後研修・生涯発達を統合する原理と方法 – わが国におけるCheif Learning Officerの必要性
開催概要
日時:2015年3月7日(土曜日)9:00~16:00(受付開始8:30)
会場:東京大学本郷キャンパス 医学部総合中央館 http://jsish.hare.co.jp/jsish2015/
受講料:JSISH会員4万円、非会員6万円
受講者定員:32名(1グループ4名、8グループ)
受講条件:組織内で指導的な看護教員(教育機関)と看護職員(医療機関)
セミナーの背景
わが国の医療を支える看護職員の能力開発は、患者のアウトカムに直接影響を与える大きな課題といえます。 2025年の超高齢社会問題に対応するためにも、従来より格段に効果的・効率的・魅力的な看護職員の育成システムの構築が求められています。
従来の縦割りで行なう卒前教育と卒後研修のあり方を改善し、教員・指導者・学習者、そしてなにより患者・家族がハッピーになることを担保する新しい学習システムの開発が急務となっています。
このセミナーは、革新的でハッピーな看護実践能力の学習システムをマクロデザインできる人材(米国のChief Learning Officer:CLO)の育成を目的に企画いたしました。
わが国のCLO(仮称)に期待される役割
・教育機関、医療機関の新しい役職(機能)
・教育機関、医療機関のミッション達成に必要な人材育成・パフォーマンス向上をマクロデザインする
・組織横断的に学習システムをデザインし、システムを組織に最適化できる。
・学習システムを現場にインプリメントできる(インストラクターチームと共同する)。
・学習システムのアウトカム評価とシステム改善ができる。
セミナーの学習目標
1.卒前教育・卒後研修・生涯発達を統合する学習システムの設計原理を理解する。
2.学習者中心主義の教育・研修の考え方にマインドチェンジする。
3.組織(教育機関、医療機関)のミッションを遂行するためのテクノロジーとその応用(インストラクショナル・デザイン・テクノロジー)の原理を理解する。
4.組織にインパクトを与えるグランドデザインを考えることができる。
事前学習資料
受講料振込後PDFで配信
・医療教授システム基本用語集(オリジナル)
・医療教授システム実践モデル(オリジナル)
・セミナー・ワークブック
・河野龍太郎:医療システムの問題点と医療者のパフォーマンス向上による患者安全、医療職の能力開発 vol.3/No.1, 2014
・鹿野尚登:人材開発の基本としてのパフォーマンス・コンサルティング、医療職の能力開発 vol.3/No.1, 2014
講師
・鹿野尚登 (株)ヒューマンパフォーマンス
・鈴木克明 熊本大学大学院教授システム学専攻
・根本淳子 愛媛大学大学連携e-Learning教育支援センター
ファシリテーター・アドバイザー
・浅香えみ子 獨協医科大学越谷病院看護部
・津嘉山みどり おもと会教育研修センター
・阿部幸恵 東京医科大学病院シミュレーションセンター
・石井恵利佳 獨協医科大学越谷病院看護部
・小澤知子 東京医療保健大学医療保健学部看護学科
・杉木大輔 獨協医大越谷病院救急医療科
・池上敬一 獨協医科大学越谷病院救急医療科
セミナースケジュール(案)
8:30-9:00 受付
9:00-9:10 オリエンテーション
午前 パフォーマンスコンサルティング・ワーク(鹿野)
事例分析(鹿野)
12:00-13;45 昼食
午後 おもと会研修センターの事例紹介(津嘉山)
CLOの役割・トレンド(根本)
グループワーク(ファシリテーター)
グループ発表・ディスカッション(鈴木、ファシリテーター)
15:30-16:00 振り返り(全員)
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