開催概要
テーマ:地域を盛り上げることのできる医療専門職の育成
日 程:2018年3月1日(木)~3月2日(金) ※併設セミナー3日(土)
会 長:大西弘高(東京大学 医学教育国際研究センター)
会 場:東京大学 本郷キャンパス 鉄門記念講堂
ごあいさつ
第10回日本医療教授システム学会総会では、「地域を盛り上げることのできる医療専門職の育成」をテーマとして、これまで以上に様々な現場、様々な職種の皆さまと一緒に教育というキーワードを通じて日本の医療を改善する方法論を考えていきたいと考えております。
本学会は、救急医学領域のシミュレーション教育など、分かりやすく、動機づけが得られやすい領域の教育を、インストラクショナル・デザインという現場にすぐに応用しやすい方法論と共に学び合う会として成長して参りました。職種を超えた学会であるのも大きな特徴と言えるでしょう。
一方で、わが国の医療現場は超高齢化社会への対応を迫られ、地域包括ケアをどのように教育によって盛り立てるかが新たな課題として立ちはだかっています。そこには、専門職種間連携教育(多職種連携教育:interprofessional education [IPE])、地域基盤型教育(community-based education)といった分野も広がりつつありますが、その基盤となる方法論が明確でないままに進んでいる印象です。
日本医療教授システム学会は、2020年に向けてのビジョンとして「地域包括ケアシステムを推進する学びの場の醸成」を掲げております。これまでの学会の良さを生かしつつ、新たなステージに向かっていくべき時期に差し掛かっていると言えるでしょう。
今回の第10回日本医療教授システム学会総会は、10年目という節目の年にも当たり、これからのさらなる発展を占う会でもあると思います。新しい学会のビジョンを掲げ、今後のわが国の医療を変革できるような発展を期待しつつ、学会員のみならず、医療関連の教育に関心を持っておられる多くの皆さまのご参加をお待ちしております。
東京大学 医学教育国際研究センター
大西弘高
プログラム
会長講演
演題 :現場での臨床推論能力の改善方法
演者:大西弘高
招待講演
演題 :訪問看護師の育成方法:ストレングスモデルと共に
演者:角田直枝 茨城県立中央病院 茨城県地域がんセンター看護局長
司会:大西弘高
その他プログラム
ワールドカフェを体験する シミュレーション教育の今後
3月1日 12:15-14:00 淺田義和
ワールドカフェを体験する地域包括ケアとJSISH
3月1日 12:15-14:00 大西弘高
現場教育におけるフィードバック技法
3月1日 14:15-15:45 中原淳
TeamSTEPPS
3月1日 15:00-18:00 郷間巌
看護領域の臨床推論
3月2日 10:15-12:00 大西弘高、西薗貞子、任和子
インストラクショナルデザイン再考
3月2日 9:00-10:00 鈴木克明
シミュレーション教育の未来
3月2日 13:45-15:30 武田聡
PC連合学会企画1
地元の力と外部リソースの融合による雲南市版地域包括ケアの構築を目指して
3月2日 9:00-11:00 太田龍一、矢田明子
PC連合学会企画2
病院を飛び出した医療者に出来ること-「生活の中の医療」実感ワークショップ-
3月2日 13:00-15:00 井階友貴
学生インストラクター養成のためのワークショップ
3月2日 15:15-17:00 松本尚浩
看護教育におけるシミュレーション教育の未来
3月2日 16:00-17:30 阿部幸恵 、 冷水育
VBPワークショップ
3月2日 14:30-17:30 大西弘高
ISD事例検討会
3月1日 14:15-15:45 第1セミナー室(2F)
3月2日 15:45-17:15 第7セミナー室(13F)
ポスターセッション
3月1日
16:00-17:00 A1-A8 第7セミナー室(13F)
17:00-18:00 A9-A16 第8セミナー室(13F)
3月2日
10:00-11:00 B1-B8 第7セミナー室(13F)
11:00-12:00 B9-B16 第8セミナー室(13F)
一般演題
3月1日 16:00-18:00 鉄門記念講堂
抄録集ダウンロード
第10回日本医療教授システム学会総会の抄録PDFを掲載いたします(平成30年版)
PDFファイルがダウンロードできます。