目的
病棟など部署単位で看護師の患者安全技能を向上するシミュレーションです。
3つの段階(入門編、中級編、応用編)を踏みながら、チームとしての患者安全能力を向上します。
●入門編
ナースステーションで患者の病状認識と変化の予測をたて、患者のところに行ったらまずパッと見判断・全体観察を行い次の行動の選択ができる・・・急変だけでなく患者のところに行ったとき、患者の変化を即座に判断し、判断に応じた行動(BLSを含む)を選択する技能を学習します。
● 中級編
ステップ1に加え、患者の病状に最適化した二次救命処置(ICLS)を行う技能と、心停止マップ(教材)を用いて必要な蘇生行動を選択し行動できる技能を学習します(ACLSやALS)。
● 応用編
:ステップ1とステップ2を基盤とした応用的な患者安全技能・・・患者の病状に変化があると判断したら安定化を図りながら心停止を回避する技能を学習します。
入門編で学習する「考える技能」と「行動する技能」
- 患者の病状から急変の原因と結末(心停止)を予測します。
- 心停止の原因から逆算し変化のプロセスを想定します。
- 患者のところに行ったら変化の有無を判断し、判断に応じた行動を選択します。
- 選択した行動を実行します。
- 予測から行動の結果までを振り返ります。
開催日時と会場・受講資格など
開催日時:2017年10月以降予定 午前9時から午後4時
会 場:越谷ラーニングスタジオ(埼玉)
受講資格:看護教員あるいは看護師
定 員:18名
ディレクター:池上敬一
参加費:JSISH会員12,000円、非会員20,000円
事前配布資料:プロバイダーコース用教材