医療ISD実践コース 2022年度 9月コース

「できる」看護師に育つ/育てる学び方/教え方をマスターする

GOLDメソッド

日本医療教授システム学会では「できる」医療者に育つ/育てる学習システム(GOLDメソッド)に基づき、医療職ごとに医療実践能力を学ぶ/教えるための教材を開発しています。

事前学習

今回の医療ISD実践コースは、看護学生が「できる」看護師に育つ/育てる、成長するための学び方と教え方をマスターします。学び方と教え方をマスターするために次のようなパス(学び方と教え方を学ぶ系列)を準備しました。

  1. 「急変させない患者観察テクニック」(羊土社)を読む(26ページのチェックリストを使って自分の学習達成度を自己評価してください)。
  2. このコース用に作成した事前学習資料、「できる」看護師に育つ/育てるサイエンス、を読む。この資料を使って、「できる」看護師に育つ/育てるために必要な知識(認知心理学、医療教授システム学など)を獲得し、本コースでの学びの効果・効率を高めます。
  3. 「急変させない患者観察テクニック」(羊土社)の特典PDFの処方箋1,2,3と『「できる」看護師が備えている能力を獲得するために』を読む。このPDFには「できる」看護師に育つために必要な非認知的技能とはどのような技能なのかがコンパクトに記述されています。

本コースは上記の事前学習を前提に進めます。

参加者は事前学習1と3を開始します。
8月26日に事前学習資料2を参加者に送付します。
上記の事前学習を修了してください。
本コースの予定は以下の通りです。各レッスンの内容は参加者の学習状況に応じて適宜変更します。

学習目標

本コースに参加しZOOMを用いたレッスン(講師の解説→グループディスカッションと全体セッションを3回程度繰り返します)を通して以下の学習ゴールを達成します。

  1. 「できる」看護師に育つ/育てる学び方/教え方(GOLDメソッド)の基礎と実践の仕方を腑に落とす。
  2. GOLDメソッドを腑に落とした頭で「急変させない患者観察テクニック」(羊土社)と特典PDF処方箋1,2,3を学び直し、「できる」看護師の看護実践能力(「できる」看護師の苗木)を自分の頭にインストールする。
  3. 学校での講義や演習、病院見学や病院実習(ZOOMを使った仮想的な病院実習を含む)で学びを「できる」看護師の苗木に紐づけ、「できる」看護師の苗木を大きく育てていくことを学ぶ。

 

対象 (定員20名)

  • 看護学生の教育・指導を担当する教員・現場指導者
  • 新人看護師の研修や院内研修を担当する教育担当看護師・現場指導者

学習方法(2022年度9月コース)

  • 1回毎にテーマに沿ってレッスンを行う(レッスンプラン参照)
  • レッスンは毎週火曜日午後9時から午後10時までZOOMを用いて行う
  • レッスンに参加する前提は事前学習資料を使って事前学習すること(Moodle)
  • レッスンを終えたらその日のうちに振り返りレポートを提出すること(Moodle)
  • ポートフォリオ(Moodle)を作りポートフォリオを使って学習成果を評価する
  • 学習成果はJSISHで評価し参加証を発行する

参加費(2022年度9月コース)

  • 日本医療教授システム学会一般会員・
    月単位受講:5,000円/月、全レッスン受講:20,000円/全コース
  • 日本医療教授システム学会学生会員(社会人学生は除きます)
    月単位受講:2,000円/月、全レッスン受講:6,000円/全コース
  • 日本医療教授システム学会非会員
    月単位受講:10,000円/月、全レッスン受講:50,000円/全コース

学習テーマとレッスンプラン(2022年度9月コース)

 

1回 9月    6日 「できる」看護師の認知的能力
2回    13日 「できる」看護師の非認知的能力
3回    20日 患者物語と看護実践物語
4回     27日 病態・疾患カード
5回 10月  4日 患者安全のリハーサル
6回     11日 患者のところに行ったら
7回     18日 看護実践プランを選択する
8回     25日 プラン緑
9回 11月   1日 プラン黄色
10回      8日 プラン赤とコードブルー
11回      15日 看護実践の検証と看護記録
12回      22日 振り返りと成長の記録
13回      29日 心不全物語と地域在宅看護シミュレーション
14回 12月    6日 看護実践ボードゲーム・総合病院内科病棟
15回      13日 看護実践ボードゲーム・総合病院救急外来
16回      20日 看護実践ボードゲーム・退院支援と訪問看護
17回      27日 修了パーティー

ファシリテーター:池上敬一(日本医療教授システム学会) 、岡本華枝(岐阜聖徳学園大学看護学部 )

参加方法

お申込み、参加費の支払いが済みましたら、セミナー事務局よりMoodle(Eラーニングシステム)のログインのご案内をします。(ID・パスワードの発行)

 

 

医療ISD実践コース(2020/4-2021/3)の詳細はこちら

教科書

1.「急変させいない患者観察テクニック」(羊土社)

      ⇒看護実践TeamSim・処方箋シリーズ(ダウンロード可)

2.「インストラクショナルデザインの道具箱101」(北大路書房)